『赤毛のアン』Ｌ・Ｍ・モンゴメリ著、 松本侑子訳、集英社文庫、840円 巻末訳注より抜粋

モットー		第1章		2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16	17	18
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第23章 （１）服を破いた時のお母さんの顔が目の前に浮かんだ（P266） ‥‥重い罪を犯した人を告発するとき、法律文書には、犯罪者は「目の前に浮かんだ神を恐れることもなく、故意に、そのような重い罪を犯した」という古い言い回しがあった。それをパロディにしている。＊ （２）真珠のビーズの指輪（P268）‥‥（略）、集英社文庫参照。 （３）『朝の往診』（P274） ‥‥Ｔ・Ｄ・デニスンの『金曜日の午後のための対話劇集』（1877）に収録の詩。 　『朝の往診』と題する作品は、アメリカの医学者であり詩人だったオリバー・ウェンデル・ホームズ（1809〜94）の詩。 　内容は、医者は病人の身になって往診、診察、処方をしなさいという戒めの詩。けがをして寝ているアンにぴったりの詩が選ばれている。 　また、ステイシー先生は、金曜日の午後に対話劇や暗誦（あんしょう）を学校で行っている。それは、出典となった本が『金曜日の午後のための対話劇集』となっていることにちなんでいる。＊ ●この文章の著作権は、筆者・松本侑子に帰属します。 　無断転載は、著作権法で、厳しく禁止されています。 　論文、個人・法人のサイト等に引用される場合は、著作権法の規定にもとづき、 　「モンゴメリ著『赤毛のアン』（松本侑子訳、集英社文庫、2000年）より引用」 　と明記して下さい。
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