松本侑子のアン・ブックス　

アンシリーズの新訳書

解説書＆エッセイ集

アンシリーズの舞台を旅する紀行エッセイ集＆プリンスエドワード島のＤＶＤ

◇アンシリーズの新訳書◇

『赤毛のアン』　モンゴメリ著、松本侑子訳、集英社文庫　　税込840円　amazon・楽天ブックス 新しい文庫カバー 第９刷 旧文庫カバー 　日本初の訳註つき全文訳の『赤毛のアン』 　モンゴメリが冒頭にかかげたブラウニングの詩 　「あなたは良き星のもとに生まれ、精と火と露より創られた」、 　すなわち、アンの誕生と祝福を意味する詩をそのまま紹介 　モンゴメリが亡き父母に捧げた冒頭の献辞 　「今は亡き父母の思い出に、この本を捧げる」から、 　すべて翻訳した、日本初の全文訳 　マシューとマリラの母が、 　スコットランドからスコットランドの薔薇をもって船でわたって来る場面など、 　真実の『赤毛のアン』をすべて訳しています。 　巻末に、約90ページの注釈をつけ、物語に出てくるカナダの首相、政党、 　スコットランド系であるアンとカスバート兄妹の生活文化、料理、服飾、 　そして、100カ所ある英文学と聖書からの引用と意味を、くわしく解説。 　物語の舞台であるカナダ東海岸各州の地図も収載し、作品の理解を深めます。 　冒頭にはモンゴメリの生家、亡くなった家などゆかりの場所と肖像の写真を９点、 　巻末には、物語に引用されている膨大な英米詩の文献リストつきです。 　表紙は、グリーン・ゲイブルズの水彩画、高柳佐知子先生のイラスト。 　また各章に、アンの好きな薔薇の花を１輪ずつ、入れました。 『アンの青春』　モンゴメリ著、松本侑子訳、集英社文庫　　800円　amazon・楽天ブックス 第４刷 同じく、日本で初めての訳注つき全文訳『赤毛のアン』シリーズ、第２弾 あなたの知らない真実の『アンの青春』をお楽しみください。 モンゴメリが冒頭にかかげたホィティアーの詩（『赤毛のアン』の結末とつながる詩）、 そしてモンゴメリが恩師に捧げた献辞の言葉も、翻訳。 こちらも、巻末に、40ページ以上のくわしい註釈をつけ、アンが語る古風な英米詩、 文学引用、当時のカナダの生活習慣、アンが作るスコットランド料理などを解説。 また、プリンスエドワード島とカナダ東海岸の地図、 作中に引用されている英米詩の文献リストもついています。 冒頭には、『アンの青春』に関連するプリンスエドワード島の写真を、９点掲載 （モンゴメリが19歳で教師として下宿した牧師館、モンゴメリが教えた学校 『アンの青春』を書いた屋敷跡、アンとギルバートが進学をめざす大学のメインキャンパス） 表紙は、「恋人たちの小径」。 アン愛読者として知られる画家・高柳佐知子先生の絵です。 中扉には、ミス・ラヴェンダーが暮らす 「こだま荘」の石の家のイラストを、先生が描いてくださいました。 『アンの愛情』　モンゴメリ著、松本侑子訳、集英社文庫　780円　amazon　楽天ブックス（レビュー） 第２刷 　　世界初の訳注つき全文訳のアン・シリーズ、第３巻 　 　アン、18歳〜22歳。カナダ本土の大学に通い、青年達から求愛される物語 　　テニスンの「眠り姫」の詩に始まり、 　　「愛が砂時計を持ちあげる」というテニスン詩に終わる、日本で初めての全文訳 　　１１６カ所におよぶ英米文学と聖書からの引用を、訳注で解説 　　物語の舞台キングスポート（実際はノヴァスコシア州ハリファクス）の写真を掲載 　　たとえば、アンが貴公子ロイ・ガードナーに求婚される海岸公園など……。

◇解説書　＆　エッセイ集◇

『赤毛のアンに隠されたシェイクスピア』　松本侑子著、集英社　　1995円 楽天ブックス・amazon 第２刷 『赤毛のアン』に引用される英米詩を紹介し、モンゴメリの引用意図を解説した 文学のエッセイ集 目次 まえがき・『赤毛のアン』の迷宮へ　 第１章・シェイクスピア劇…アンはジュリエットとなって薔薇の一節を語る 第２章・登場人物の名は、シェイクスピア劇のパロディ 第３章・アーサー王伝説…アンは、百合の乙女エレーンとなり、川を流れゆく 第４章・イギリス文学…うるわしのロマン派、イングランドの男性詩人たち 第５章・英米女性詩人…恋と感傷を、ロマンチックに、悲劇的に 第６章・スコットランド文学…モンゴメリの心の故郷、故郷ヒースの丘に立つ 第７章・アメリカ文学…新大陸の夢と悲しみ

『誰も知らない「赤毛のアン」』　松本侑子著、集英社　　1785円　楽天ブックス・amazon 第３刷 　『赤毛のアン』の社会的・歴史的な背景、植物、モンゴメリの知られざる生涯を、 　解説し、カナダ各州のゆかりの土地を旅した写真つき紀行を収載したエッセイ集 　目次 　第１章）　　『赤毛のアン』の時代背景　……歴史と社会、政治、くらし 　第２章）　　『赤毛のアン』の植物園　……イギリス文学と花々と草木　 　第３章）　　モンゴメリの生涯 　第４章）　　モンゴメリの人生の足跡をたずねるカナダ紀行 　　　　　　　　……生誕地プリンスエドワード島州 　　　　　　　　　　　学生・新聞記者としてすごしたノヴァスコシア州ハリファックス 　　　　　　　　　　　新婚時代のオンタリオ州リースクデイル、ノーヴァル 　　　　　　　　　　　逝去の地オンタリオ州トロント、湖水の保養地バラ 『赤毛のアンへの旅〜秘められた愛と謎』　松本侑子著、ＮＨＫ出版　　1260円　楽天ブックス・amazon 第４刷 　『赤毛のアン』には隠された謎があった……。 　シェイクスピア劇、キリスト教、スコットランド系ケルト族。 　知られざるアンの魅力を丹念に読み解く、オールカラー愛蔵版。 　カラー写真と図版を150点収載 　目次 　序文　茂木健一郎氏 　まえがき　〜大人になって再読する『赤毛のアン』 　Chapter �T　　写真でたどるアンの物語の土地 　Chapter �U　　秘められた愛の物語 　Chapter �V　　物語に香る英文学 　Chapter �W　　キリスト教の愛と聖書のことば 　Chapter �X　　暮らしと社会 　Chapter �Y　　謎とき『赤毛のアン』 　Chapter �Z　　写真でたどるモンゴメリの生涯 『赤毛のアンの翻訳物語』松本侑子・鈴木康之共著、集英社、1785円 『赤毛のアン』翻訳のプロセスを、くわしく説明したエッセイ集です。 内容は、 電子辞書の使い方、 引用出典を探すためのCD-ROM版英米文学全集の利用、 インターネットを使った引用出典検索の方法、 『赤毛のアン』に引用される英米詩を集めた電子図書館の構築、 ロンドンの英国図書館の利用方法、 モンゴメリの家をたずねるカナダ、オンタリオ州紀行など。 （1990年代前半のインターネット環境が背景となっていますが、 　ウェブを使った引用出典探し、英語を日本語に訳す翻訳技法そのものは、今も同じです） 『物語のおやつ』　ＷＡＶＥ出版　1470円 第２刷 懐かしい物語に登場するおやつのエッセイに、作り方レシピと出来上がりのカラー写真をそえた、ほのぼのエッセイ集 目次　「ぐらとぐら」「メアリー・ポピンズ」「あしながおじさん」「若草物語」「大きな森の小さな家」「赤毛のアン」「小公女」「ロッタちゃんのおひっひこし」「鏡の国のアリス」「小さなすぷーんおばさん」…など アンシリーズからは、次の２つをご紹介しています。 『赤毛のアン』の木イチゴ水（ラズベリー・コーデュアル。アンがダイアナとのお茶会で用意したはずが、実はスグリの果実酒だった、という有名なエピソードのおやつ）。 『アンの青春』のショート・ブレッド（スコットランド系のアンの大好物。ショートブレッドはスコットランド伝統的なお菓子で、人気のスコットランド土産）。 ＮＨＫの月刊誌「きょうの料理」連載エッセイを１冊にまとめたロングセラーです 楽天ブックス・amazon・BOOKLOG

◇ＮＨＫのＤＶＤ＋書籍　「３カ月トピック英会話〜『赤毛のアン』への旅」のロケ映像を全収録 『赤毛のアンへの旅〜あこがれのプリンスエドワード島へ』　ＮＨＫ出版　3885円　楽天ブックス amazon ＮＨＫ教育テレビ『赤毛のアンへの旅・原書で親しむAnneの世界』（2008年放送）から プリンスエドワード島の美しいロケ映像をすべて収録。 女優の松坂慶子さんと、著者の松本侑子が、 緑あざやかなプリンスエドワード島を旅しながら アンの物語と、作者モンゴメリにゆかりの土地を、ご紹介します。 書籍では、ＤＶＤ収録のプリンスエドワード島の各地について、 また『赤毛のアン』シリーズの物語と読みどころを、 豊富な写真とともに、くわしく解説。　永久保存版のＤＶＤ＋書籍　 ◇旅と物語のエッセイ集◇ 『私の青春文学紀行』　新潮社とんぼの本　1470円　楽天ブックス amazon 　青春の季節に、誰もが読んだ、懐かしい名作16作の舞台を訪ねるオールカラー紀行 　「赤毛のアン」 「あしながおじさん」 「ラスカル」 「トム・ソーヤーの冒険」「風と共に去りぬ」 　「若草物語」「月と六ペンス」「若きウェテルの悩み」「ハイジ」「車輪の下」「アンネの日記」 　「わたしが子どもだったころ」「サウンド・オブ・ミュージック」「ヴェニスの商人」「蛍の光」… 　 　　著者が、現地で撮影したカラー写真、２７０点収載 　　カナダ、米国、中国、フランス領タヒチ、ドイツ、スイス、オランダ、オーストリア、 　　イタリア、イギリスの計10カ国をめぐる、懐かしく、心おどる文学の旅のエッセイ集 『アメリカ・カナダ物語紀行』　幻冬舎文庫　600円　楽天ブックス　amazon 目次 　第1章　『赤毛のアン』シリーズ 　『赤毛のアン』、『アンの青春』、『アンの愛情』、『アンの幸福』の舞台をたずねて　 　 　カナダ・プリンスエドワード島州、ノヴァスコシア州、オンタリオ州をめぐりました。 　第２章　『若草物語』　アメリカ東部 　第３章　『森の生活』　アメリカ東部 　第４章　『大草原の小さな家』シリーズとローラ・インガルス・ワイルダーの生涯 　　　　　　アメリカ中西部の４州 　現地で撮影した写真多数、地図を掲載しています。 『赤毛のアンのプリンス・エドワード島紀行』　ＪＴＢバブリッシング　1680円 初めてのプリンスエドワード島旅行のエッセイ集！　カラー写真と図版３００枚の豪華版 ●【目次】はじめに 地図 第１章　『赤毛のアン』の舞台めぐり　〜　キャベンディッシュ 　　　　　グリーン・ゲイブルズ、恋人たちの小径、お化けの森 第２章　アンとモンゴメリの生涯を訪ねて　 第３章　プリンス・エドワード島の四季とアンが愛した花と木々 　　　　　４０の花々を、『アン』の訳文をそえて紹介 第４章　島を旅する楽しみ、料理・お勧めの宿・お買い物・おみやげ 第５章　大人になって味わうアン・シリーズ全巻紹介 第６章　プリンス・エドワード島へ行こう！　旅の情報とガイド 第５章ではシリーズ各巻の冒頭にある英米詩(題辞)を訳して、解説しました。 『赤毛のアン』　　　英国詩人ブラウニングの詩「エヴリン・ホープ」 『アンの青春』　　　米国詩人ロングフェローの詩「丘のふところにて」 『アンの愛情』　　　英国詩人テニスンの詩「白昼夢」 『アンの夢の家』　　英国詩人ブルックの詩「巡礼者の歌」 『虹の谷のアン』　　米国詩人ロングフェローの詩「失われし青春」 『アンの娘リラ』　　　カナダ女性詩人シアードの一節 『ブライス家は語られている』　モンゴメリの詩「笛吹き」 amazon　「なか見！検索」で読めます。 楽天ブックス